迷う時間ごと、家づくりだと考えています
山崎ハウジング代表、一級建築士の山崎大輔です。
私が向き合っているのは、「建物」ではなく、その先の暮らしです。
この家で、この先の人生を本当に安心して暮らせるか。誇りをもって「自分たちの選択だった」と言えるか。その答えを、お客様と一緒に探し、納得のいくかたちに仕上げていくことが、私の仕事です。家づくりは、決断の連続です。間取り、性能、素材、予算、将来の暮らし方──どれ一つとして、軽く選べるものはありません。だから私は、「早く決める家づくり」はしません。図面の上だけで完結させる設計でも、営業トークで背中を押す家づくりでもありません。何度も話し合い、素材に触れ、現場で確かめ、迷いながら、一歩ずつ選んでいく。その「納得の積み重ね」こそが、10年後、15年後の満足につながると信じています。
現場を知った上で、設計しています

私は、大学の建築学科を卒業後、家業を継ぐために大工として現場に立つところから、家づくりを学んできました。木の癖、納まりの難しさ、施工の順序、そして、図面通りにはいかない現場の現実。それらを身体で知った上で、一級建築士になりました。だから私は、図面だけで家を語ることはありません。この納まりは長くもつか。雪国の冬に、本当に使いやすいか。将来、直すときに困らないか。そうした視点を、設計の最初から最後まで外さず、お客様と同じ目線で考え続けます。
不安があるのは、当たり前です
家づくりの相談に来られる方の多くが、最初にこう感じています。「自分たちの想いを、本当にわかってもらえるだろうか」「専門的なことを、ちゃんと説明してもらえるだろうか」その不安は、とても自然なものです。私は、どんな小さな疑問にも、正直に、分かる言葉で答えることを大切にしています。分からないまま進めることは、決してありません。納得できないまま、決断を迫ることもしません。家づくりは、「決めさせられるもの」ではなく、「理解し、選び取っていく時間」だと考えているからです。

忘れられない、あるご夫婦の言葉
打ち合わせのたびに、「もう少し考えたい」と悩まれていたご夫婦がいらっしゃいました。私たちは、その時間を急がせませんでした。
何度も立ち止まり、一緒に考え続けました。そして引き渡しの日、ご主人がこう言ってくださいました。
「焦らずに進めてくれたおかげで、本当に“自分たちの家”になりました。」
その一言が、私の家づくりの基準を、今も支えています。
雪国・上越で家をつくるということ
ここ上越は、冬の寒さ、雪、光の入り方、湿気——
住まいに求められる条件が、決して簡単な土地ではありません。だからこそ私は、この地域で暮らすことを前提にした設計を大切にしています。
・冬でも無理なく暖かいこと
・除雪しやすい外構計画
・光と影のバランス
・外壁や木部が、時を経て美しくなること
今だけでなく、10年後、15年後も「やっぱりこの家が好きだ」と思えること。それが、私の目指す家づくりです。

つくり手の顔が見える家を、これからも
山崎ハウジングの家は、自社の大工が、一棟一棟、責任をもって建てています。お施主様と現場の距離が近いこと。設計者とつくり手が、同じ方向を向いていること。それは、住まいの質に必ず表れます。そして同時に、地域に必要とされる大工を育て、技と想いを次の世代につないでいくことも、私たちの大切な役割だと考えています。
人生の節目に、寄り添える存在でありたい
家づくりは、人生の大きな節目です。家族の時間が重なり、記憶が刻まれていく場所です。その大切な時間を、一緒に考え、悩み、形にしていけることに、心から感謝しています。
これからも、迷いながら、考えながら、一棟一棟と向き合い続けます。