住まい’S DEPO.ねっと

環の家07

 

住まい’S DEPO.ねっと

私たち山崎ハウジングは「住まい’S DEPOネット」の理念に賛同し加盟しています。
「住まい’S DEPOねっと」とは、「真に価値ある家づくりのためにできること」を追及する工務店の集まりです。

 

住まい’SDEPO.ねっとの経営理念

全国の住まいを求めるすべての人たちに
豊かな暮らしと安心を届けたい

 

 

長期優良住宅へのこだわり

平成21年6月4日に「長期優良住宅普及促進法」が施行されて以来、2011年末時点で累計24万戸を超える実績となっております。
「住まい’S DEPOネット」は、平成21年度から平成23年度までに3年連続して国土交通省の長期優良住宅先導事業の採択を受け、地域の優良工務店と共に長期優良住宅の普及・促進に努めてまいりました。然しながら、長期優良住宅に対する認識はまだまだ低いと言わざるを得ず、工務店の中にも「取り組んだことがない」「お施主様に求められれば対応する」といった会社が多いのが現実です。本当にお施主様のご満足を考えたならば、長期優良住宅への取り組みは不可欠だと考えています。また、「真に価値ある家づくり」のためには長期優良住宅は外せない条件です。

 

 

長期優良住宅とは?

長期優良住宅の考え方を一言で表現すると、「いいものを造って、きちんと手入れして、長く大切に使う」ということです。

 

 

「良い家」の条件とは?

どの工務店も「ウチが建てている家は良い家だ」と言われます(当然ですよね)。
では、それらの工務店は何を基準に自社の家を「良い家」だと言われているのでしょうか?

・高気密・高断熱にこだわる工務店
・2×4にこだわる工務店
・デザインにこだわる工務店
・自然素材にこだわる工務店

工務店ごとにこだわりの基準が異なるなかで、本当に良い家を見つけるのは大変ですよね。少なくとも、お施主様にとって親切な状態ではないと思います。では、「住まい’S DEPOネット」が考える「良い家」の定義とは?
ズバリ!「永く住み継ぐことができる(住み続けられる)家」です。

 

 

 

永く住み継ぐことができる家、日本の家は寿命が短すぎる

日本とアメリカ、イギリスにおける住宅の寿命の比較右のグラフは、日本とアメリカ、イギリスにおける住宅の寿命を比較したものです。イギリスでは平均77年、アメリカでさえ55年であるのに対し、日本の家は30年なのです。

 

 

豊かさを実感しにくい住宅事情

日本の住宅の床面積は、持ち家に限って言えば決して欧米にも劣らない広さなのです。下の表は日本と欧米諸国の住宅面積をランキング化したものです。

日本と欧米諸国の住宅面積では日本の住宅事情のどこに問題があるのでしょうか?それは、住宅の寿命の短さにあるのです。先に述べた通り、日本の住宅の平均寿命は30年であり、これは毎世代家を新築しているということなのです。もし、住宅を60年持たせることができれば少なくとも自分たちの子供の世代は家を建て替える必要がなくなります。90年持たせることができれば孫の代まで家を建て替えなくても済むのです。これによって、生まれた可処分所得を家計をはじめ趣味やレジャーに使うことができれば暮らしはもっと豊かになると思いませんか?これから住まいの新築をお考えの皆様には、ぜひともお子様やお孫さまの代まで住み継いでいただけるような家を残していただきたいのが私たちの願いです。

 

 

形ある物はすべて壊れる

長期優良住宅には建物の耐震性や省エネ性能等いくつかの認定基準があります。これらの基準は、けっして50年、70年壊れないことを保証するものではありません。壊れにくい丈夫な家を建てることは大切なことですが、壊れても直すことができる家を建てることの方がもっと大切なのです。また、家に限らずすべての物は年月の経過とともに劣化していくものです。ですから、メンテナンスが容易に行える家づくりが必要なのです。現在、住宅の工法は星の数ほど存在しますが、特殊な工法であればある程度その家を建てた者にしか直すことができないでしょうし、ましてやその業務がいなくなった時のことを考えると・・・。欧米では今年建てた新築住宅よりも何十年も経った中古住宅の方が高く取引きされるそうです
日本の住宅も近い将来そういう環境が整備されていくことでしょう。

 

 

資産として価値が残る家

ご存知の方も多いかもしれませんが、日本の住宅の大半が築後20年もすると無価値になってしますことを・・・。自宅を中古住宅として再販売する時の一般的な査定の仕方は、「土地の評価額ー建物の解体費」となっています。長期優良住宅は年月の経過した家に対して一定の価値を担保していこうという方針です。そのためには、工務店によってバラバラな「良い家」の基準ではなく、客観的な基準を設けることが必要であり、かつそうした建てられた住宅はきちんと手入れ(メンテナンス)し、その記録を残していくことが必要となります。これが長期優良住宅に義務付けられている住宅履歴情報の登録というものです。では、住宅の価値とは何でしょうか?家族の想いがいっぱいつまった家・・・これも価値の一つだと思いますが「プライスレス」ですよね。前述の工務店ごとのこだわりと似ています。ここでいう価値とは、将来において資産として評価されること、つまり現金に換えることができることです。もっと言えば、その家を担保に金融機関からお金を借りることができる家ということができます。今後、リバース・モーゲージやノンリコース・ローンなど様々な住宅ローン商品が誕生するでしょう。リバース・モーゲージとは、住んでいる家を担保に老後の生活資金を融資する制度であり、ノンリコース・ローンとは万一の際に家を手放せば住宅ローンも清算されるという制度です。こうした住宅ローン商品が誕生すれば、万一の不測の事態を想定しても安して長期のローンを組むことができますよね。こうした安心も長期優良住宅ならではと言えるでしょう。あなたは30年後・・・「資産」となる家を建てますか?それとも「産業廃棄物」になる家を建てますか?

 

 

家族の変化に柔軟に対応できる家

人生最大の買い物ともいえる住宅ですから、こだわりの注文住宅をというお気持ちはとてもよくわかります。何を隠そうつい数年前まで私たちもそうでしたから。しかし、こだわり抜いた注文住宅というのは、その時、その瞬間、そのご家族にとって快適なものであって、他の人にとっては決してそうではないのです。さらに、そのご家族にとっても10年後、15年後に快適であるとはいえません。なぜならば、5年も経てば家族構成、ライフスタイルは変わっていますし、ましてや10年、15年もたてばさらに大きく変わっていることでしょう。、「住まい’S DEPOネット」は、そうした家族構成の変化やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる(リフォーム可能な)可変性の高い家づくりを追及しています。可変性の高い住宅は、将来において賃貸や転売の必要が生じた場合においても、新たな住まい手の方が快適に住めるようリフォームができるということなのです。可変性の高さは長い歳月にわたって快適な暮らしを約束するだけではなく、将来の資産価値としても重要な条件なのです。

 

 

永く住み継がれる家は環境にも優しい家

地球温暖化をはじめ、世界中で環境に対する意識が高まっています。戦後の復興、高度経済成長を経て世界有数の経済大国となった我が国ですが、これからは環境問題やエネルギー問題においてリーダーシップを発揮していかなければなりません。環境問題といえば、各方面で様々な議論がなされ賛否両論が渦巻いておりますが、私たちが「良い家」をつくって、きちんと手入れをし、長持ちさせることは高度で難解な理論で説明せずとも素敵なことであることは間違いありません。私たちの親をはじめ先人たちが築いたこの豊かさに感謝し、豊かさの恩恵にあずかりながらも、つぎの世代に対してより誇れる資産を残していくことが私たちの大切な使命ではないでしょうか?自分たちの家で営まれる日々の生活がほんの少しでも環境に貢献できるとしたら素晴らしいですよね。

 

 

国の政策にマッチした家

長期優良住宅は「住生活基本法」「長期優良住宅普及促進法」という政策に基づいて誕生した考え方であり制度でもあります。1年ごとに総理大臣の顔が変わる日本において、そのうちこの制度も変わるんじゃないか?と思われる方もおられるかもしれません。しかし、長期優良住宅の考え方はもともと福田元総理が当時自民党住宅土地調査会長だった2007年に「200年住宅ビジョン」として提言されたのがきっかけなのです。民主党に政権が変わった今日においても引き継がれているという意味では、将来においてもこれらの方針が大きく方向転換するとは考えにくいと思われます。長期優良住宅については、先に述べた住宅ローン商品をはじめ中古住宅の評価、再販・再流通の仕組みなど制度として未完成な面も多々あります。しかし、それらは今後順次整備されてまいりますので特に心配はないと思います。むしろ、10年後、20年後においては長期優良住宅こそ日本のスタンダードになっていると考える出来だと思います。政治、経済、社会情勢共に先行きの不透明感は否定できませんが、これからお建てになるお住まいが永い将来にわたって快適な暮らしと安心を守ってくれるものであれば言うことはありません。

私たちは、経営理念に基づきこうした考え方で長期優良住宅を推奨しております。